「背中が張って息が浅い」
「腰が重くて、立ち上がりがつらい」
「お尻から脚にかけて、しびれや痛みが走る」
こうした症状は、別々の不調に見えて、実は“同じ根っこ”でつながっていることが少なくありません。
当院(ゆかわ鍼灸マッサージ治療院)は、札幌で「どこに行っても戻る」背中・腰の不調に対して、深層筋(体の奥の緊張)と自律神経の緊張を同時に整える設計で向き合っています。
この記事では初診の方にも分かるように、
なぜ治りにくいのか → 何を優先して整えるのか → どう定着させるのか
を、ステップバイステップで整理します。
まず結論:背中・腰・坐骨神経痛は「局所」より「連鎖」で変わります
背中の痛みや腰痛、坐骨神経痛は、痛い場所だけを揉んだり温めたりしても、戻ることがあります。
理由は単純で、体は 背中(胸郭)—腰(骨盤)—股関節 が連動して動いているからです。
つまり、痛みは「結果」。
根っこには、次のような要素が重なっていることが多いです。
- 深層筋の過緊張(奥のブレーキが外れていない)
- 関節の可動域制限(胸郭・股関節など)
- 代償動作の固定化(腰で頑張りすぎる/背中で固める)
- 呼吸の浅さ(胸郭が硬いと起きやすい)
- 自律神経の緊張(緊張モードが続き、回復しにくい)
症状の出方で見える「3つのタイプ」
1)背中の痛み・こりタイプ
- 肩甲骨の内側が張る
- 背中が固くて深呼吸しにくい
- デスクワーク後に悪化しやすい
- みぞおち〜肋骨周りが硬い感じがある
2)腰痛タイプ
- 立ち上がりや前屈で痛む
- 長時間座ると固まる
- 朝のこわばりがある
- 「腰が抜けそう」な不安がある
3)坐骨神経痛タイプ(しびれ・放散痛)
- お尻〜太もも〜ふくらはぎに痛みやしびれ
- 座ると悪化しやすい
- 歩き始めに違和感
- 片側に出やすい
※原因の特定(診断)は医療機関領域ですが、**身体の“構造的な傾向”**としては上記のように分かれやすい、という整理です。
なぜ治らないのか(戻る理由を“構造”で説明します)
理由1:表面だけ緩んで、奥のブレーキが残る
背中や腰は、表面の筋肉よりも 深層筋 が姿勢と安定を担っています。
ここが緊張したままだと、表面を揉んでも「一時的」で終わりやすい。
理由2:胸郭(呼吸)か股関節(歩行)のどちらかが硬い
背中が張る人は胸郭が硬く、呼吸が浅くなりがち。
腰痛や坐骨神経痛が戻る人は、股関節の動きが小さく、腰が代わりに頑張りがち。
どちらも「腰や背中」への負担が再発しやすくなります。
理由3:自律神経が緊張モードから戻れない
忙しさ・寒さ・痛み不安が重なると、交感神経優位が続きやすい。
すると筋緊張が抜けにくく、回復が追いつきにくい。
痛みが続くほど「守る動き」になり、さらに固まる…という循環が起きます。
メタ認知:あなたの「戻るパターン」を見える化する
慢性の背中・腰の不調は、努力不足ではなく**無意識のクセ(自動運転)**が関わることが多いです。
次の質問で、いったん“上から自分を見る”視点を作ってください。
- 疲れると、呼吸が浅くなる(息を止めがち)
- 座ると骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなる
- 立つと反り腰になり、腰で支えてしまう
- 歩くとき股関節より腰が先に動く感覚がある
- 片側の足に体重をかけがち/片側だけ痛い
当院が重視するのは、ここです。
痛みの場所ではなく、痛みが“戻る流れ”を止めること。
ステップバイステップ:改善の全体設計
Step0:安全確認(まず不安を減らします)
以下のような場合は、自己判断せず医療機関受診を優先してください。
- 強いしびれ・脱力が進行する
- 発熱、強い夜間痛、安静でも増悪
- 外傷(転倒・事故)後に急激に悪化
- 排尿・排便の異常など、日常と明らかに違うサイン
当院でも危険サインが疑われる場合、受診を優先します。
Step1:深層筋のブレーキを外す(戻らない土台づくり)
当院の軸は 深層筋鍼法です。
背中・腰・骨盤帯・股関節など、表面だけでは変わりにくい「奥の緊張」を狙い、土台を作ります。
- 背中タイプ:胸郭まわりの深層緊張を整え、呼吸が入りやすい状態へ
- 腰痛タイプ:骨盤帯・体幹深部の緊張を整え、腰に集中する負担を分散
- 坐骨神経痛タイプ:臀部深部(深層筋)と周辺の緊張を整え、過敏状態を落ち着かせる方向へ
Step2:神経の過敏性を整える(回復のスイッチを入れる)
必要に応じて **YNSA(山元式新頭鍼療法)**を併用します。
狙いは「気合いでリラックス」ではなく、神経の興奮を落として回復しやすい状態を作ること。
痛みが長引くほど、身体は“守り”に入りやすい。
その守りをゆるめることが、改善の速度を左右します。
Step3:マッサージで動作を再学習し、定着させる
最後は国家資格に基づく マッサージで、動きを整えて「戻りにくさ」を定着させます。
ここで扱うのは、難しい運動ではなく“日常の使い方”です。
- 座り方(骨盤の位置)
- 立ち方(反り腰・丸まりの修正)
- 呼吸(胸郭が動く呼吸へ)
- 歩き方(腰ではなく股関節が働く状態へ)
整える → 使う → 定着させる
この順番を崩さないことが、当院の方針です。
自宅でできる「最小で効く」セルフケア(3つ)
増やしすぎると続きません。まず3つで十分です。
- 1時間に1回、胸を開く10秒
壁に手をついて胸を開く。背中のこり・呼吸に効果的。 - 座る前に“骨盤を立てる”を1回だけ意識
長時間の座位で腰痛が戻る方に最重要。 - 鼻から4秒吸って、6秒吐く(吐く長め)
神経の緊張を下げるための最短ルート。背中の張りにも影響します。
期待できる変化(ベネフィット)
背中・腰・坐骨神経痛を「構造から」整えると、次の変化が起きやすくなります。
- 背中が軽くなり、呼吸が入りやすい
- 腰の立ち上がり・朝のこわばりが減る
- しびれ・放散痛が“戻りにくい方向”へ向かう
- 姿勢が自然に整い、疲れにくい
- 「また戻るかも」という不安が小さくなる
※症状の背景は個人差があります。初回評価で「どこがブレーキか」を具体化します。
パニック(動悸・予期不安)との関係
背中や腰の緊張が続くと、呼吸が浅くなり、神経が興奮しやすくなります。
この状態が続くほど、痛みも不安も増幅しやすい。
当院では、痛みを“局所”で終わらせず、
深層筋と自律神経の緊張を同時に整えることで、身体の安心感を取り戻す設計を行います。
最後に:痛みを追いかけず、「戻る仕組み」を止める
背中のこり、腰痛、坐骨神経痛。
あなたが悪いのではありません。
身体が「このままではきつい」と知らせているだけです。
札幌で、
どこに行っても戻る背中・腰の不調を本気で変えたい方へ。
症状を追いかけるのではなく、
構造を整え、動きを定着させる。
当院はその順番に責任を持ちます。
