── 股関節痛と向き合った50代ランナーの再起動ストーリー
◆ 発見:違和感は「走りすぎ」のサインだった
「マラソンが趣味で、月間200kmは走ってます」
そう語るのは50代の男性ランナー。体型もスマートで、一見“健康そのもの”。
ところがある日、右股関節に「チクッ」とした違和感を覚えました。
最初は気にせず走り続けたものの、ある朝のジョギングで痛みが強まり、1kmも走れずリタイア。
ここで彼が気づいたのは、「痛みは無理してきた体からのSOS」だったということ。
「股関節ってこんなに大事だったんだ」と、走れなくなって初めて知ったそうです。
◆ 学び:原因は股関節だけではなかった
当院での評価では、単なる股関節の炎症や変形ではなく、以下の要因が絡んでいました。
- 長距離ランによる腸腰筋と臀部筋群のアンバランス
- 体幹・骨盤の安定性不足
- 姿勢の癖による下肢全体の連動不良
- さらに「走らないと落ち着かない」という心理的ストレス
つまり、「股関節痛」=股関節だけが悪いわけではないのです。
身体全体のバランスと、心の使い方までも整える必要がありました。
◆ 施術アプローチ
当院では、以下の組み合わせで施術を行いました。
- YNSA(山元式新頭鍼療法)
頭皮の特定点から神経系を調整し、股関節の可動域と痛みを改善 - 鍼灸施術(股関節周囲の経絡刺激)
炎症反応と緊張の緩和 - スポーツマッサージ&筋膜リリース
腸腰筋・殿筋群・大腿部を中心に調整 - 関節モビライゼーション
骨盤・腰椎の可動性を回復 - セルフケア指導
ラン後のストレッチと「週2回は走らない日を作る」習慣
◆ 娯楽:笑ってしまった“患者さんの一言”
3回目の施術後、痛みがほぼゼロに。軽いジョグを再開した時、彼が言ったひと言は――
「先生、股関節って“消耗品”じゃなかったんですね(笑)」
思わず笑ってしまいました。
「使えば減る」ではなく、「使い方次第で守れる」。
そんな気づきに、ご本人もユーモアを交えて納得されていました。
◆ 感動:「またフルマラソンを走れそうです」
5回目の施術を終えた頃、彼は10kmランを痛みなく走破。
「またフルマラソンに挑戦できるかもしれない」と、嬉しそうに語られました。
痛みから解放されただけでなく、
「自分の体と向き合いながら走る」という新しいスタイルを手に入れたのです。
「痛みがあったからこそ、自分の体を大事にできるようになった」
その言葉に、私自身も胸を打たれました。
◆ まとめ|股関節痛は「ゴール」ではなく「スタート」だった
股関節痛は、ランニング人生の“終わり”ではありません。
むしろ、より長く走り続けるためのスタート地点になることがあります。
- 痛みは体のサイン
- 改善には全身の調整が必要
- 笑い飛ばせるくらいの余裕も大切
- そして、回復の先に「感動の再スタート」が待っている
🪡 当院のご案内
- 鍼灸・YNSA・スポーツマッサージを組み合わせたオーダーメイド施術
- 国家資格者による安全で根拠あるケア
- 股関節痛・ランニング障害・慢性腰痛に対応
📍 ゆかわ鍼灸マッサージ治療院 札幌市中央区南17条西9丁目2ー23 パークサイドコーポ206号室
📞 ご予約:011ー577ー1648 HP:https://yukawa-care.net/
コメント