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◆ はじめに|「通院が難しい方のために」
脳卒中の後遺症は、歩行困難・麻痺・しびれ・意欲低下など長期にわたり続くことがあります。
特に高齢者の場合、通院そのものが大きな負担になり、リハビリが中断されてしまうことも少なくありません。
👉 そんな方のためにあるのが 「訪問鍼灸マッサージ」 です。
今回は、札幌市在住・80代女性の訪問施術の症例をご紹介します。
◆ 症例紹介|80代女性・脳卒中後遺症
- 発症:5年前に脳梗塞を発症
- 後遺症:右片麻痺・下肢の痺れ・歩行困難
- 生活背景:一人暮らし、外出は困難
- 症状:日中の強い疲労感・意欲低下・軽い鬱傾向
- 希望:「もう少し歩けるようになりたい」「家族と旅行に行ける体を取り戻したい」
◆ 当院での評価と考察
- 運動機能
下肢筋力の低下・バランス能力の減退。 - 感覚障害
右上下肢にしびれと感覚鈍麻。 - 自律神経・心理面
疲労感と昼間の過眠傾向、気力の低下。
👉 身体面・神経面・心理面を総合的にアプローチする必要がありました。
◆ 施術内容|訪問鍼灸・YNSA・マッサージ
🔹 鍼灸
- 下肢・体幹のツボを使用し筋肉の緊張緩和
- 自律神経を調整し、日中の眠気を軽減
🔹 YNSA(山元式新頭鍼療法)
- 頭皮の麻痺部位に対応する反応点を刺激
- 脳と神経ネットワークに働きかけ、しびれ・麻痺の改善を狙う
🔹 マッサージ・関節モビライゼーション
- 関節可動域を改善し、歩行練習をサポート
- 下肢装具を外した状態でのリハビリを併用
🔹 会話・心理的サポート
- 施術中の会話で感情を発散できる環境を提供
- 孤立感の軽減も施術効果の一部と考慮
◆ 経過と改善
- 初回施術:施術後に下肢の軽さを実感、「歩きやすい」との声
- 1か月後(週2回の施術):歩行距離が延び、日常生活動作が安定
- 3か月後:痺れが軽減、日中の眠気が減り意欲が回復
- 半年後:旅行に出かけることが可能となり、本人の笑顔が増える
👉 身体機能の回復+心理的前向きさが改善の大きな要因でした。
◆ 考察|訪問施術の強み
- 継続性の確保
通院困難でも自宅で施術が受けられるため、リハビリの中断を防ぐ。 - 生活動線に直結
自宅の環境で実施するため「生活に直結したリハビリ」が可能。 - 心身一体のサポート
施術と同時に「会話」「心理的ケア」ができるのは訪問ならでは。
◆ 難病や慢性疾患への応用
訪問鍼灸・YNSAは、脳卒中後遺症だけでなく次のような症状にも有効です。
- パーキンソン病などの神経難病
- ALSなど通院困難な進行性疾患
- 慢性疲労症候群・線維筋痛症
- 高齢者のフレイル・サルコペニア
👉 国家資格者による安全な施術だからこそ、難病を抱える方にも安心して受けていただけます。
◆ 札幌市で「訪問施術」をご希望の方へ
📍 ゆかわ鍼灸マッサージ治療院(札幌市中央区)
- 国家資格者による鍼灸・マッサージ・指圧
- YNSAとリハビリを組み合わせた訪問施術
- 難病や高齢者の慢性不調にも対応可能
- ご家族・ケアマネジャーとの連携も安心
◆ まとめ|「あきらめないリハビリ」を訪問施術で
- 脳卒中後遺症は「継続的ケア」が改善の鍵
- 鍼灸・YNSA・マッサージで身体と神経を整える
- 国家資格者による訪問施術で安心・安全
- 目指すのは「痛みを取る」ではなく「生活の質を取り戻す」
👉 「もう無理かも」と思ったその先にこそ、改善の可能性があります。
私たちは、患者様の暮らしと希望を支える訪問施術を続けていきます。
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