札幌市中央区南17条西9丁目2-23パークサイドコーポ206 011-577-1648(営業中は留守録)空き状況を見る

パニック障害は「心が弱い人」の病気ではありません

―― それは、身体がずっと“警戒を解けなくなっている”状態かもしれません

目次

はじめに|こんな思いを抱えていませんか

  • 突然、動悸や息苦しさが襲ってくる
  • 「このまま倒れるのでは」と強い不安に包まれる
  • 病院で検査をしても「異常なし」と言われる
  • 周囲には「気にしすぎ」「考えすぎ」と言われる
  • 自分でも「心が弱いのでは」と責めてしまう

もし、これらに一つでも当てはまるなら、
まずお伝えしたいことがあります。

パニック障害は、あなたの性格や心の弱さが原因ではありません。

なぜパニック障害は「心の問題」と誤解されやすいのか

パニック障害のつらさは、とてもはっきりしています。
動悸、息苦しさ、めまい、吐き気、手足の震え、強い不安感。

ところが――
心電図、血液検査、MRIなどを受けても、
「異常は見つかりません」と言われることが少なくありません。

すると、

  • 見えない不調
  • 数値に出ない苦しさ

これらが理由で、
「気持ちの問題」「ストレスのせい」「考え方の癖」
として扱われてしまいやすくなります。

その結果、
一番苦しんでいる本人が、自分を責めてしまう
という悪循環が起こります。

パニック障害を「身体」から見てみると

当院では、パニック障害を
「心の問題」ではなく「身体の状態」として見ています。

多くの方の身体を丁寧にみていくと、
ある共通点が見えてきます。

それは、

  • 首の奥がガチガチに緊張している
  • 胸まわりが固く、呼吸が浅い
  • 無意識の強い食いしばりがある

という状態です。

これは、簡単に言うと――

👉 身体がずっと「危険に備える姿勢」を続けている状態です。

身体が「警戒モード」から戻れなくなるとどうなるか

肩をすくめ、首をすぼめた姿勢を想像してみてください。

  • 深く息を吸えますか?
  • リラックスできますか?
  • 安心した気持ちになりますか?

おそらく、難しいはずです。

この姿勢を長く続けると、身体はこう判断します。

「まだ安全じゃない」
「いつでも逃げられるようにしておこう」

すると、

  • 呼吸は浅くなる
  • 心臓はドキドキしやすくなる
  • 神経は常にピリピリする

この状態が続いた先で、
ある瞬間に限界を超えると――
パニック発作として表に出てくるのです。

パニック発作は「突然」起きているわけではありません

多くの方がこう言います。

「何もしていないのに、急に起きました」

でも身体の中では、

  • 首や胸の深い緊張
  • 呼吸の浅さ
  • 神経の過敏さ

が、少しずつ積み重なっています。

そして、ある日・ある場面で
コップの水があふれるように症状が出る。

これは決して、
あなたの意志が弱いからではありません。

首・胸・食いしばりは「不安を生みやすい場所」

特に重要なのが、

  • 首の奥
  • 胸の中央
  • あご周り(食いしばり)

これらは、
呼吸・血流・自律神経と深く関わる場所です。

ここが固くなり続けると、

  • 脳に十分な安心の信号が届かない
  • 身体は「危険」と勘違いし続ける

その結果、
理由のない不安や恐怖が強くなります。

だから「気持ちを落ち着かせよう」としても難しい

パニック障害の方がつらいのは、

  • 落ち着こうとしても落ち着けない
  • 分かっているのに止められない

という点です。

それも当然です。

身体が警戒しているのに、心だけ説得しようとしている
状態だからです。

順番が逆なのです。

当院が大切にしている考え方

当院では、こう考えています。

心を説得する前に、
身体に「もう大丈夫だよ」と伝えてあげること

無理にリラックスさせません。
無理に前向きにさせません。

まず、

  • 首・胸・あごの深い緊張をほどく
  • 呼吸が自然に入る状態をつくる
  • 身体が安心を思い出す土台を整える

その結果として、

  • 不安が軽くなる
  • 発作が起こりにくくなる
  • 「大丈夫かも」と感じられる時間が増える

こうした変化が、少しずつ現れてきます。

最後に|どうか、自分を責めないでください

パニック障害は、

  • 甘えでも
  • 弱さでも
  • 心の欠陥でも

ありません。

ずっと頑張ってきた身体が、
緊張を手放せなくなっているだけ
かもしれません。

もし今、

「このまま一生付き合うしかないのでは」

と感じているなら、
一度、身体から整える視点を知ってください。

あなたの身体は、
まだ「安心する力」を忘れていません。

目次