股関節痛は「股関節だけの問題」とは限りません
股関節(脚の付け根〜お尻の付け根)の痛みは、関節そのもの・腱や滑液包(外側)・筋肉の使い方・腰からの関連痛など、原因がいくつもあります。だからこそ大切なのは、①危険サインを除外 → ②痛みの場所と動き方のクセを整理 → ③戻りにくい身体へ整える、この順番です。



まず最優先:受診を急ぐ「危険サイン」
次がある場合は、当院でも安全のため医療機関を優先してご案内します。
- 強い外傷後で、体重をかけられない/歩けない
- 発熱、関節が赤い・熱い・腫れている、動かすと激痛(感染の可能性)
- 夜間に増悪して眠れない、原因不明の体重減少など全身症状(精査が必要)
- 急速に悪化するしびれ・筋力低下、歩行の乱れ
「受診の目安」自体は、日常生活や睡眠に支障/悪化や再発/2週間のセルフケアで改善しない、なども参考になります。
「痛む場所」で8割整理できます(ざっくり地図)
① 前(鼠径部・脚の付け根の前〜内側)が痛い
- 股関節の中(関節)由来:変形性股関節症(OA)、FAI(股関節インピンジメント)など
- 腸腰筋など前側の筋の負担
② 横(大転子付近=骨盤の出っ張り周辺)が痛い
- GTPS(大転子部痛症候群)が典型
「横向きで寝ると痛い」「押すと痛い」「階段や歩行で増える」などが多いです。
③ 後ろ(お尻の奥・坐骨のあたり)が痛い
- 腰・仙腸関節・坐骨神経系の関連、臀部深層筋の過緊張
「腰を反る/座り続ける」で変わる場合は、腰由来が混ざっていることもあります。
評価の要点(“股関節か、周辺か、関連痛か”)
- 歩行:跛行/Trendelenburg徴候(中殿筋機能)
- ROM:内旋制限+屈曲制限(OA/FAIを疑う材料)
- 誘発:FADIR(FAI/関節内)、FABER(股関節or仙腸関節)、外側圧痛(GTPS)
- 鑑別:腰椎由来(神経学的所見、SLR等)、ストレス骨折、感染、骨頭壊死など“見逃せない病態”
骨頭壊死は、初期は分かりにくいこともあり、ステロイド使用や大量飲酒などのリスクがある方は見落とし注意です。
多くの股関節痛で「まず有効」な考え方:運動+教育(特にOA)
変形性関節症(OA)に関しては、国際的なガイドラインで 運動(筋力・有酸素)や教育、必要なら体重管理が中核として推奨されています。 ここで言う運動は「鍛える」よりも、痛みを悪化させない範囲で“使える股関節”を取り戻すこと。
自宅での超基本(痛みが増えない範囲で)
- まずは 短い散歩(0→1へ)
- 椅子からの立ち座り(浅め)
- 仰向けでお尻上げ(ブリッジ)
- 横向きで股関節を開く(軽い外転)
※痛みが強い日は「回数を増やす」より「動作を小さく・頻度を分散」が安全です。
ゆかわ鍼灸マッサージ治療院の考え方(当院の特徴)
股関節痛は「痛い場所」だけ追うと戻りやすい。そこで当院は、①奥のブレーキ解除 → ②動きの再学習 → ③定着の順で組み立てます。
① 深層筋鍼法(メイン)
股関節まわりは、表面をほぐしても変わりにくい**深層の緊張(深層外旋筋群、腸腰筋、殿筋深部など)**が“ブレーキ”になることが多い領域です。
深層筋鍼法で「奥の引っかかり」をほどき、動ける土台を作ります。
② 必要に応じてYNSA(頭鍼)
痛みが過敏になっている方、緊張が抜けにくい方は、YNSAで全身の緊張バランスを補助します。
③ 動作リカバリーマッサージ(仕上げ)
歩行・立ち上がり・階段など、日常で痛みが出る動きを、股関節で受け止められるフォームに再学習して“戻り”を減らします。
施術回数の目安(ざっくり)
- 最近出てきた痛み:1〜3回で変化が出やすい
- 戻りが強い/外側痛(GTPS)やフォームのクセが強い:3〜6回で安定しやすい
- 慢性(年単位):6回以上で段階的に再構築
※初回の動作チェックで現実的な目安を提示します。
股関節痛(脚の付け根・外側・お尻の痛み)
「歩くと脚の付け根が痛い」「横向きで寝ると外側がズキッ」「立ち上がりがつらい」——股関節痛は、関節そのものだけでなく、外側の腱・滑液包まわり、腰からの関連痛、動き方のクセなど、原因が複数重なって起こることが多い症状です。
当院ではまず安全確認を行い、そのうえで “どこがブレーキ(動きの邪魔)になっているか” を見立てて、戻りにくい身体へ整えていきます。
【画像①挿入(冒頭)】
「股関節痛の場所マップ」(前=鼠径部/外側=大転子/後ろ=お尻)
- 目的:読者が自分の痛みの場所を一瞬で整理できる
- alt案:股関節痛の場所(前・外側・後ろ)による特徴の違い
まず受診を優先してほしい症状(当院でも医療機関をご案内します)
次のような場合は、施術より先に医療機関での確認が安全です。
- 転倒などの外傷後、体重をかけられない/歩けない
- 発熱、関節が赤い・熱い・強く腫れている、動かすと激痛
- 夜間に強く痛んで眠れない+原因不明の体重減少など全身症状
- 急に悪化するしびれ・筋力低下、歩行の乱れ
- 痛みが日ごとに増えて生活が破綻していく
痛む場所で分かる「股関節痛」3つの代表パターン
股関節痛は、痛む場所で方向性がかなり整理できます。
1)脚の付け根の前(鼠径部)が痛い
- 立ち上がり・階段・しゃがむ動作で痛い
- 長く座った後に、最初の一歩が痛い
- 股関節を深く曲げると引っかかる/詰まる
2)股関節の外側(骨盤の出っ張り周辺)が痛い
- 横向きで寝ると痛い
- 押すと痛い/歩くと外側がジワジワ
- 階段や坂道、片脚に体重をかけると増える
3)お尻の奥・後ろが痛い
- 長く座るとつらい、立つと少し楽
- 腰の違和感も同時にある
- 太ももに響く感じがある
このタイプは、股関節以外に 腰・仙腸関節・坐骨神経の通り道が混ざることもあります。だから当院では「股関節だけを診て終わり」にしません。
なぜ“戻る股関節痛”が起きるのか:痛い場所は「結果」になりやすい
股関節は、本来「球関節」で大きく動ける関節です。ところが、
- 股関節が硬い
- 背中(胸椎)が固い
- 体幹が安定せず、歩行が崩れる
- 片脚荷重が苦手で外側に負担が集中する
こうした要素が重なると、痛みはぶり返しやすくなります。
結論: 痛い場所をほぐすだけだと、動き方が変わらず“戻る”ことがある。
当院はここを最初から設計に入れます。
当院の施術方針:奥のブレーキ解除 → 動きの再学習 → 定着
当院の股関節痛は、次の順番で組み立てます。
① 深層筋鍼法(メイン)
股関節まわりは、表面を揉むだけでは変化しにくい 深部の緊張(奥のブレーキ) が残りやすい領域です。
深層筋鍼法で「動きを邪魔している深部」を丁寧に絞り込み、股関節が動ける土台を作ります。
② 必要に応じてYNSA(頭の鍼)
痛みが過敏になっている/緊張が抜けにくい/睡眠が浅い——こうした要素が強い方は、YNSAで全身の緊張バランスを補助します。
③ 動作リカバリーマッサージ(仕上げ)
最後に、歩く・立つ・階段など、日常で再発しやすい動きを
「股関節で受け止められるフォーム」に整えます。
“その場で軽い”だけで終わらせず、戻りにくい状態へつなげます。
初診の流れ(90分の中でやること)
- 問診:いつから/何で増えるか/痛みの場所
- 動作チェック:歩行・立ち上がり・可動域・片脚荷重など(できる範囲で)
- 施術:深層筋鍼法+必要に応じてYNSA・手技
- 再チェック:動き・痛みの変化を確認
- セルフケア:1分×1〜2個に厳選(やり過ぎない)
自宅でできるセルフケア(まずは“少なく・正確に”)
痛みが強いときほど、たくさんやって悪化するケースがあります。まずはこの2つから。
- 椅子の立ち座り(浅め)×5回:痛みが増えない範囲で
- 小さめ散歩(3〜8分):ゼロの日を作らない
(※専門メモ)
股関節OAの保存療法は、国際的に 運動・教育(情報と支援)が中核として推奨されています。
施術回数の目安(あくまで目安)
- 最近出てきた痛み:1〜3回で変化が出やすい
- 戻りが強い/外側痛/フォームのクセが強い:3〜6回で安定しやすい
- 慢性(年単位):6回以上で段階的に再構築
※初回の動作チェックで、現実的な目安と優先順位をご提案します。
よくある質問(FAQ)
Q. 変形性股関節症(OA)かどうか分かりますか?
A. 医療診断は医療機関ですが、当院では「関節内っぽさ/外側っぽさ/関連痛っぽさ」を動作で整理し、必要に応じて受診もご案内します。
Q. 痛いときは安静が一番ですか?
A. 赤信号がなければ、基本は「できる範囲で動く」が回復の土台になります。やり方は状態に合わせて調整します。
Q. 鍼が怖いのですが大丈夫ですか?
A. 反応を見ながら刺激量を調整します。苦手な感覚は遠慮なくお伝えください。
ご予約・おすすめメニュー
股関節痛は「その場しのぎ」だと戻りやすい症状です。
当院は 奥のブレーキ解除 → 動きの再学習 → 定着まで行う設計です。
- 【基本】根本リセット90|90分 10,000円(股関節痛の土台づくりに)
- 【動き改善】動作リセット90|90分 10,000円(歩行・立ち上がり・階段がつらい方に)
- しっかり整えたい方:120分メニュー(13,000円)もおすすめ
